ワインコルクの質が悪化し続けている。コルクはヨーロッパ南西や北西アフリカにのみ樹勢する Quercus suber( コルク樫、コルクオーク)から作られる。しかし、樹皮が薄く質の悪いコルクオークがここ20年間目立っているという。

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温暖化の影響で生息域の温度が上がった点や、オゾン層を通さない紫外線を多く浴びているのがコルクオークの質を落としていると科学者は分析しています。

『気候変動にはいろいろな理由があります、地形の変化や乾季が長くなっている点などがそうです。コルクオーク質の低下はそれらが影響していると思われます。』(Rita Teixeira / Univesity of Lisbon)

樹皮は乾燥や放熱を防ぐ効果がありますが、コルクオークの樹皮が薄くなっているのが近年の傾向です。コルクメーカーが上質なコルクを作りには少なくとも27mmの樹皮を持つコルクオークが必要ですが、3mm - 10mm程度のコルクオークしか手に入らないのが現状だと言われています。

Rita Teixeira らの科学者によってポルトガル産のコルクツリーの組織細胞が調べられ、質の悪いコルクツリーからはレンズ型のチャネル(内部のガスと外気を交換する導管)が多く発見されました。これはワインコルクになった際に外気がこの導管からボトルの内部に入りやすく、酸化が進む原因となります。

2,000億円市場とも言われるコルク産業は、安価なメタルキャップの台頭によりマーケット規模を縮小しています。しかし、ワインメーカーは味や香りの面から従来のコルクが好ましいと考えています。

via : livescience.com