モルディブ諸島といえばリゾート地として日本でも有名です。インドの南西に位置し、奇麗な海を目当てに世界中から年間100万人の旅行者(永住者は40万人)を集めていると言われています。しかし、旅行者などが捨てるゴミは毎日何百万トンとも言われています。
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インドの南西、モルディブ諸島は砂浜とターコイズブルーの海で知られています。しかし、その汚れた側面はほとんど認識されていません。 モルディブの首都であるマレの西わずか数マイルにあるティラフシ島は、地上で最も人口密度の高い島の1つとして知られ、モルディブ諸島のゴミ埋立地としても知られています。しかし、かつてはティラフシ島はゴミの島どころか島ですらありませんでした。

25年前、ティラフシは環礁でした。その後、1991年12月に、観光産業が生み出した廃棄物処理の問題に対処するため、環礁を埋め立て地として再利用するという決定が下されました。

ティラフシが成長し始めたので、政府はボート製造、セメントパッキング、メタンガスボトリングや大規模倉庫業などの産業に土地をリースし始めました。現在、島には33,000トンの廃棄物が毎日到着し、150人のバングラデシュ人移住者が働いていて、島が毎日数平方メートルずつ成長しています。

廃棄物の一部は現在海に漂っており、マレのビーチや周辺の多くの潜水場所を汚染しています。環境保護団体の調査では、適切なゴミの荷降ろしに最大7時間かかるため、ゴミ収集船が船員が海に直接廃棄物を投棄していると避難しています。モルディブ政府が2011年に島でゴミを投棄することを一旦禁止ししたため、廃棄物の一部は現在、インドに輸出されリサイクルされています。

via : www.amusingplanet.com
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